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奈良公園の鹿
奈良といえば鹿ですが、奈良の新聞や広報で鹿の頭数が発表されているのを目にします。
近鉄奈良駅降りて奈良公園に向かうと、いるわいるわ!鹿がわらわらと 😯
初めて来た人には、ディズニーランドのミッキーを見つけたかの感動があるはずです。
中には行儀よく横断歩道で信号待ちをしている鹿を見ることも。奈良公園ではいろんな鹿が見られます。
いったい何匹位いるのか・・・
鹿の頭数
奈良公園の鹿の頭数は千頭前後だそうです。
ちなみに2018年発表は、雄 236頭、メス715頭、小鹿、229の合計1180頭だったようです。
奈良公園といっても、かなりの広さです。いったいどうやって調べたんでしょうか?
鹿の頭数調査
その調査方法は・・・
3~4人の少数チームに分かれて鹿出没地域を細かく区割りした地図を手に見つけた鹿を数えて記録していくといった、とてもアナログなローラー作戦です。
早朝5時より開始、この時間鹿は昼間と違い固まって行動しているので、数が数えやすいそうです。
まず鹿の集団全体の数を数え、角の数を引き、更に小鹿の数を引く事で、雄・メス・バンビの数をだしているようです。
奈良の鹿愛護会が、毎年同じ日、7月15・16日の早朝に行っています。
鹿は夜何処にいるのか?
昼間あんなに沢山いた鹿も夜には見かけません。どこへ行ったんでしょうか?
昼間観光に訪れる方はあまり疑問に思われないかも知れませんが、夜の奈良公園ではほとんど見かけません。
で、少し奈良の鹿の行動を調べてみました。
奈良のシカは日の出と共に行動を開始し、エサ場へ移動します。
食後は休息する場所へと移動し、朝~夕方まで過ごし夕方頃になると、草などを食べながら寝床へと帰って行きます。
日没後は寝床で採食したり、休息したりしながら朝まで過ごしています。
特定の休憩場・エサ場・寝床を持ち、ほぼ決まったルートで移動しているようです。
簡単に説明すると、朝 若草山辺りから降りてきて、日中 奈良公園辺りで過ごし、夕方又山に帰って行く・・・
しかし数年前奈良の燈花会というイベントがあるのですが、この時 鹿がいっぱいいました。
燈花会は夜に奈良公園辺りを、小さなキャンドルをいっぱい立ててライトアップするイベントです。なので当然日没後なのですが・・・?
明るかったので昼と間違えたか?それとも燈花会では鹿せんべいがもらえるのを知っているのか?
どうやら、鹿の中でも賢い鹿(めざとい鹿?)がおり、鹿せんべいのもらえるのを知って、事前に待機しているようです。
通常は夜にお山に帰って行く鹿が大半ですが、イベントの時期などは数は少ないですが、夜でも公園に居ます。
鹿だまり
鹿は夜、大きな木の下などで集まって寝ていますが、これを「鹿だまり」って呼びます。
「鹿だまり」の光景は、昼でも見れます。
こんな風に、集まって休憩してますよ 🙂
鹿に注意!かわいいだけじゃない
奈良の鹿は人に慣れていますので、せんべいなどに寄ってきては「ちょうだい」のしぐさを見せたりします。
これって「おじぎ」しているように見えますが、威嚇のしぐさだそうです。
「ちょうだい」ではなくて「早くせんべいよこせ~」です。
最近、鹿に嚙まれたりする事故が増えていますが(特に外国人)鹿せんべいをやる時あまり焦らすとタックルされたり噛まれるので注意して下さいね!
特に春と秋には注意が必要です。春は出産後のメス鹿が子鹿を守るため、秋はオス鹿は発情期に入るため、気が荒くなっていて人に襲いかかることもあります。
私もバンビを触りに行って、親鹿にキックされた事があります。特にお子さん連れの方などは、鹿に接する時は十分注意して下さい。
人間の被害だけでなく、外国人観光客増加も影響して変な物を食べさせられる被害も増えています。
「奈良の鹿は神様の使い」であるといった認識は日本人なら少なからず持っていると思います。しかし文化の違う外国人にはこの感覚はないと思います。
もちろん外国人だけではありませんが、面白がっていろんなものを食べさせるのはやめて下さいね。
鹿の主食は草です。ちなみに鹿せんべいはおやつです。
又 鹿の交通事故も当然ながらあります。奈良公園近辺に車で来られた時には、必ず徐行して注意しながら走行して下さい。
野良鹿がたくさん横断していますので。
奈良だけではありませんが、田舎の人が良く言う事ですが「たぬきはいいけど鹿はあかん」
最初どういう意味かな?と思いましたが、鹿と猪は体は固いらしいです。ですので、車に当たるとかなり車がへこんだり、車が吹っ飛ばされる事もあるそうです。
奈良の鹿愛護会の方々が、鹿の保護に日々活動されています。
皆さんも鹿愛護にご協力お願いします 🙂
なんだかんだ言ってもかわいいですよ鹿!
小鹿公開など鹿のイベントはこちら
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奈良公園・鹿イベント3つ!日程・春は「小鹿公開」夏は「鹿寄せ」秋は「角切り」冬も「鹿寄せ」
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奈良公園の鹿の特徴
一般的に鹿は大人しい草食動物です。本来は人間が近寄ると逃げていきます。
しかし昔から保護されてきた奈良公園の鹿は一味違います。
もちろん基本的には大人しいんですが、人馴れしている鹿も多いです。
特に大仏殿前参道の鹿は人馴れしていて、やや攻撃的な鹿が多いように思います。手荷物を引っ張られたり、鹿せんべいを焦らすと噛む鹿も居ますのでご注意を!
鹿も動物なので、縄張り争いがあります。大仏殿前の鹿だけでなく、観光客の多い鹿せんべい販売所付近は、鹿にとっても人気のエリアです。そしてその縄張り争いに勝った強い鹿や賢い鹿が集まっています。
比較的ですが、若草山に近い所や人の少ない場所にいる鹿は大人しく、触ろうと思うと逃げるシャイな鹿が多いです。
子供連れの人は、この辺りで鹿を見せてあげるのがいいと思います。
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