スポンサーリンク
法隆寺に一泊二日体験ブログ
紅白歌合戦のあと、行く年来る年を見ながら年越しをするのが、日本の年越しの定番ですよね。
いつもは、TV越しに除夜の鐘を聞きながら年越しをしていますが、今年は近くで生除夜の鐘を聞いてみたい!できれば鐘をつきたいと思い、31日にお宿を取ってみました。
3か月程前に探したけど、あいにく東大寺周辺はいっぱい。
他に大きなお寺といえば、すぐに浮かんだのは「法隆寺」でした。
法隆寺といえば有名なのが、正岡子規のこの句でしょう!
「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」
という事で、法隆寺の近くで探してみました。
法隆寺は世界遺産ですが、近くのお宿は少ない。本当に奈良は宿泊施設不足やわ~
一軒空いていたお宿が卯川屋でした。
宿泊予約サイトの外観画像を見ると、なんかビミョー
しかし大晦日なのに1泊2食付きで1万円( ゚Д゚) 安い!
ここに決めました(^_-)-☆
私の家から車で30分程、特に泊まりで来なくてもいい距離ですが、年末年始混んでいると面倒なので('ω')
法隆寺に一番近いお宿、卯川屋へ
ナビに住所を入れてお宿へ向かいました。道もそう混んでる所もなくスイスイと行けました。
1か所混んでいたのは、途中の大型ショッピングセンターの出入り口のみ。
年末の買い出し客で混んでいました。
法隆寺に近づくと車の量も少なく大晦日を忘れる位ののんびりした田舎の風景でした。
「目的地です」とナビの音声とともに見えた建物・・・
「家や 普通の家やん」wwwwww( ゚Д゚)
玄関に回ってみると、どうやら旅館のようだわ。
エントランス付近はメダカ?かなんかの水がめがあり、カウンターには招き猫やら昭和の香りがたっぷりの置物がずらり。
しめ縄に鏡餅とお正月を迎える準備は万端の様子(^^)
エントランスで「こんにちは~」と声を掛けると店主らしき男の人と仲居さんがお出迎え。お部屋に案内して頂きました。
卯川屋 客室
私達泊まったお部屋は玄関に近い所で、襖が2枚。片方に昔の勉強机の1段目に付いていた鍵と同じような鍵が、もう片方には田舎のトイレに付いていたような「蝶つがい」のような鍵が付いていました。
うん!セキュリティーも万全やわ。
部屋に一歩足を踏み入れると、そこは3畳の間。やや足に地盤沈下を感じる。
続き間の襖を開けると、6畳だったと思う和室。本間なので8畳位の広さがある。
縁側にはお決まりの椅子とテーブルが・・・
しかし何故か椅子は1客でした。うん交代ばんこに座ればいいね!
隅には洗面化粧台があり、ドライヤーも置いてありました。
恒例のお札チェックをする。掛け軸の裏・・・オッケー床の間の石の置物の下・・・重くて上げれない(>_<) まあいいか!
お札チェックもオッケーということで(´・ω・`)
一旦荷物を置いて先に法隆寺まで散歩に出かける事にした。
今の所まだ鐘の音は聞こえていないわ。お宿のご主人に夜の法隆寺の様子を聞くことに・・・
東大寺は普段でも夜の境内に入れるので、ここ法隆寺も入れるだろうと思っていたのだが甘かった・・・
大晦日でも4時半ごろに閉まるとの事( ;∀;)
おまけに除夜の鐘は鳴らないらしい。
店主の話によると、世界遺産に認定された年だけ鳴らしていたそうです( ;∀;)
法隆寺の鐘はいつ鳴るのか?
結局この日は、待てど暮らせど鐘の音を聞くことができず。
ネットで調べてみると、どうやら朝8時から夕方4時までの2時間おきに鐘を鳴らすらしい事が解りました。
年末年始も通常通り( ;∀;)
しかたなく、散歩に出かける事に。「法隆寺に一番近い宿」このキャッチフレーズを自分の足で確かめる。
うん間違いなく近かった(^^) 歩いて数分で法隆寺門前に着きました。
参道を歩いて中へ進んでいくと、前からガードマンさんが歩いてきて「もう閉めますよ~」と参拝客を門外へと誘導していた。 ふ~ん早い店じまい
お風呂
散歩から帰ると、「お風呂の用意ができてます」と仲居さんが案内してくれました。
お風呂は別棟のような2階にあり、少し廊下を歩くが、建物はくっついている。後から建て増ししたような構造。
お部屋にあった浴衣とバスタオルを持ってお風呂へ。丁度他のお客さんがお風呂を上がった所で貸し切り状態で入れた。
洗い場は5人程使え、浴槽も大き目なのでゆっくり入れた。
温泉ではないのと、タイル張りの古いタイプのお風呂でやや温度は熱め。シャンプーとボディーソープのみでリンスはなかった。リンスがないのは珍しい(-_-;)
アメニティーは持って行った来た方がよかったわ。
スポンサーリンク
夕食
お風呂を上がってしばらくすると、夕食の時間になりました。
夕食は部屋食でお部屋まで持ってきてくれます。豪華とまではいかないがそれなりの品数の懐石でした。
仲居さんが手際よくいいタイミングでお料理を配膳してくれました。なかなかのベテランだなあと思ったわ。
あと年越しそばを11時頃持ってきますとの事。ちゃんと用意してくれるんや。ありがたいありがたい。
食後にお布団を敷いて頂いて横になってTVを見た。私は少し体が冷えたので、もう一度お風呂に入りに行きました。
お風呂はもうきっちり片づけてありました。
私が見た所、店主と仲居さん2人しかスタッフを見かけなかったのに、いつの間にお風呂を片付けたのか?なかなかのプロの仕事ぶり。
TVは小さめだったので、老眼の私は少し目を細めながら紅白を観ました(^^)
朝食
朝起きて備え付けの洗面台で顔を洗う。蛇口のハンドルが1個しかないので、水しか出ないだろうな?冷たくていややわぁ(>_<)
と思ったが、よく見ると横にレバーが・・( ゚Д゚) やった~!お湯が出るわ!!
普通なら当たり前の事だけど何故か感動を覚えた(^^♪ 元旦から縁起がいいね!
しばらくして、仲居さんがお布団を片づけに来てくれました。朝食もお部屋食になっている。
旅館の定番の朝食、きっと焼き魚とお味噌汁だと思っていたら、なんとwww( ゚Д゚)
お雑煮におせち料理だったわ。
ありがたいありがたい(^^)
食後に支度をして、法隆寺に向うことに。
チェックアウト後、車も駐車場に止めさせて頂いたので助かりました。
総評としていいお宿だったと思う
設備はかなり古い。田舎のおばあちゃんちに泊めてもらったって感じかな?
トイレが部屋になく長い廊下を歩いて行かないといけないのが不便でした。
あと廊下に段差があるのとお風呂が2階である事、この3点が高齢者には不向きかも?
それからやはり古い日本家屋は冷えます。エアコンと石油ファンヒーターと両方用意してくれているのでそこまで寒いことはないが、やっぱり奈良特有の底冷え感がありました。
夏場は特に問題ないかな('ω')ノ
そうそう部屋に冷蔵庫がなかったのと、コーヒーもメニューになかったなぁ。近くにコンビニがあるので、その辺は先に調達しておいたほうがいいと思います。
かなり昭和な宿ですが、朝食夕食共に部屋に配膳してくれる事やお料理を始め全てにそつのない対応はさすが!ベテランの技と言えるでしょう。
あと、法隆寺に歩いて行ける立地もここ斑鳩近辺を観光したい人にはいいと思います。
う~ん、お宿の人は頑張ってるな~
だいたい何やってるねん!奈良の観光協会は!
法隆寺は世界遺産やのに年末年始のイベントもせず、観光資源があるのに、観光インフラが整ってないわ~
せめて鐘は鳴らそう!!
観光インフラが整えば、ここのお宿もグレードアップしていくのではないかと思います。
古宿なので設備の古さは否めないが、おもてなしの心を持ったお宿でした。
年末年始に1万円とリーズナブルな価格でなんだか申し訳ないような気になりました。
チップを置いてくるべきだったなぁ・・・と後から思う(´・ω・`)
宿を後にして、法隆寺に向かいました。
法隆寺体験記はこちら
世界遺産【法隆寺】聖徳太子の謎と【みどころ】をだらだらと書いてみる
続きを見る
卯川屋 アクセス
〒636-0114 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺西3丁目3−11
JR大和路線 法隆寺駅下車 徒歩15分 または
法隆寺門前行バス7分 法隆寺門前下車 徒歩3分
または
近鉄京都線&橿原線 筒井駅下車 王寺駅行バス15分
法隆寺前下車 徒歩3分
西名阪自動車道 ~法隆寺IC~県道を法隆寺方面へ
法隆寺東交差点を左折し300m
スポンサーリンク
高級宿が出来た
世界遺産法隆寺のある町としては、観光インフラが整ってなく、ただの田舎町って感じでしたが、この辺りもオリンピックを控えて、少しずつ変って来ました。
その一つ、高級宿が2件出来ました。
「和空 法隆寺」と「うぶすなの郷TOMIMOTO」です。
「和空 法隆寺」はまだいった事がありませんが「うぶすなの郷TOMIMOTO」へ先日食事に行って来ました。
高級店なので、いいお値段ですが、お料理はとても美味しかったです。
うぶすなの郷TOMIMOTO
うぶすなの郷 レストラン で 夕食 奈良 富本憲吉の生家 ランチ 宿泊 もある
続きを見る
近くの映えスポット
この近くにある「法起寺」は、お寺としては小さいですが、コスモスや夕暮れの景色が最高で、カメラマンに人気のスポットです。
私もコスモス開花時に写真を撮りに行って来ました。
法起寺コスモスブログ奇跡の一枚が撮れた花と寺院のコラボ写真
続きを見る
スポンサーリンク