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正暦寺
紅葉シーズンを控えて、奈良県民に近場の紅葉スポットを訪ねたら、ここ正暦寺を教えてもらいました。
正暦寺は、奈良観光の中心地、奈良駅からもそう遠くない場所にあります。
大阪出身の私には、馴染みのない「正暦寺」ですが、奈良の紅葉情報で調べてみると必ず上位にあがっています。
何か有名なものがあるのか?少し歴史を見てみます。
992(正暦3)年、一条天皇の勅命を受けて兼俊僧正(藤原兼家の子)によって創建
創建当初は、堂塔・伽藍を中心に86坊の塔頭が渓流をはさんで建ち並んでいましたが
現在では、福寿院客殿と本堂・鐘楼を残すのみとなりました。
現在は、真言宗の寺院です。
特に、これと言った有名なものは無さそう・・・ 🙄
しかし、有名なものが無いのに紅葉情報で上位にあがるという事は「紅葉」は期待できそうです。
正暦寺アクセス
正暦寺は奈良公園からそう遠くない所にあります。
大仏殿の前の国道188号線を南に車で20分程で到着します。
電車でのアクセスは悪く、奈良駅からタクシーになります。
秋の紅葉シーズン(11月中旬~12月初旬)は、JR・近鉄奈良駅から正暦寺行臨時バスが出ています。
電車で来るなら、奈良交通の「定期観光バス」があります。
シーズン限定ですが、正暦寺と弘仁寺の両方拝観出来るので便利です。
近鉄・JR奈良駅出発の約3時間コースで昼食は付きません。
奈良駅に戻るプランなので、正暦寺と弘仁寺近くでランチしたい人には不向きです。
奈良交通 こちらでチェック
正暦寺 駐車場
駐車場は何ヶ所かあるようですが、この時期は交通整理の人が居て、駐車場まで誘導してくれます。
道も細いので、無線でやり取りしながら案内してくれます。
通常は駐車料金は無料ですが、紅葉シーズンのみ¥500です。
清流庵
駐車場前には清流庵という休憩所がありました。
この日はあいにくのお天気で今にも降り出しそうだったので、ゆっくり見ずに先を急ぎました。
ここには、トイレがあり、お茶は出来るようですが、食事が出来るのかは不明です。
帰宅してからホームページで見てみると、無添加の干し柿の銘菓「ならのあじ 柿えくぼ」を販売するお店で、お土産品の販売やコーヒーなどを提供する喫茶だそうです。
なので、多分食事はないのかなぁ~
秋の紅葉シーズン中、正暦寺参籠所では精進料理が予約制で頂けますが、現在はコロナで中止だそうです。
正暦寺には3000本のカエデがあります。駐車場に着くまでにも沢山のカエデがあり、綺麗に色付いていました。
モミジとカエデの違い
3000本のカエデって記載がありましたが・・・
ふと思ったのはモミジとカエデは違うのか?
な・な・なんと 😯
正確には、モミジもカエデもカエデでした。
葉の切れ込みが深いものを「モミジ」で浅いものを「カエデ」と呼ぶそうです。
元々、「カエルの手」に似ている事から名付けられた模様
それなら「カエデ狩り」にすればいいのに、何故か「もみじ狩り」と言いますよねぇ~
しかしモミジはカエデの一種というのが正しいみたいです。
なんか、もやもやした気分になりましたが、先に進みます。
駐車場からすぐ、「福寿院」がありましたが、まずは本堂へ向かいました。
やはり紅葉で有名なお寺なので、紅葉の本数が多く迫力のある紅葉が楽しめます。
道の横には清流が流れています。
道路を挟んで、紅葉が沢山あり、紅葉も綺麗です。確かに紅葉の本数は多いなぁ~
本堂に向かう階段
石段は観世音菩薩の誓願の数にちなんだ33段と、阿弥陀如来の誓願の数にちなんだ48段、合計81段になっています。
この石段をすべて登りきることで、観世音菩薩と阿弥陀如来のご加護を受けられるらしい。
ちなみに長谷寺の階段登り楼は108段でした。
階段を登りきるとお釈迦様のご加護が受けられるという点では同じですが、
正暦寺は「誓願」いわゆる願掛けで「こうなりたい」とかお願いしながら登るという事だと思いますが、
長谷寺は「煩悩」なので「人間の浅はかな欲」とかを落としながら登るって事なので、同じ階段でも随分意味が違いますね。
私の場合、階段を見たら「あ~しんどい」とか「膝痛いわ~」しか考えてませんでしたが、次回からはちゃんと考えて登りたいと思います。
石段右脇には、正暦寺で亡くなられた僧侶の墓石を集めた供養塔があるそうですが、帰ってから知ったので、見てません 🙂
鐘楼
階段を登りきると、開けた場所に出ます。見晴らしのいい場所で、鐘楼(1925年大正15年に再建)がありました。
私の田舎はお寺なんですが、同じような釣鐘堂がありました。
子供の頃勝手に突いて怒られましたねぇ~
鐘を見ると鳴らしたくなります(笑)
しかし自由に突けるお寺もありましたよ。私が行った中では2つです。
岩船寺・・・京都と奈良の県境にあるお寺です。
比叡山延暦寺・・・ここは有料でしたが、鐘を突けました。
鐘を突きたい人はそちらにどうぞ
正暦寺でも除夜の鐘が突ける
ここ正暦寺でも大晦日限定ですが、除夜の鐘が突けます。
除夜の鐘が突けるお寺の紹介はこちら↓↓↓
本堂
鐘付堂の向かえが本堂です。
本堂ですが、小さな建物で、お世辞にも立派だとは言えないです 😎
そんな小さなお堂ですが、ここには・・・
本尊薬師如来倚像 (国指定重要文化財)
白鳳時代の作。
台座に腰を掛けるという倚像の形をとる金銅仏正暦寺の御本尊であり、特別公開時のみ御開帳するため秘仏
が、いらっしゃいます。
紅葉の時期に併せて、秋季特別公開 (毎年11月初旬~12月初旬迄)されています。
※令和4年秋季特別拝観 11月3日~12月4日までです。
福寿院
正暦寺でメインの場所と言えばここ「福寿院」です。
手入れされた庭の紅葉は綺麗で一番人気のインスタ映えスポットでしたが・・・
福寿院・本堂の建物内からの撮影機器(カメラ・スマホ等)を使用しての撮影は禁止
となってしまいました。残念 😥
なので、この写真は貴重かも知れませんね。
内部には、古そうな襖絵がありました。
狩野永納筆の襖絵
だそうです。聞いた事ある名前のような・・・ 😯
少し前までは、みんな自由に写真を撮ったりしていましたが、参拝者が増えたのか?
そう言えばこの時はコロナ前でしたが、外国人観光客がバスで大勢やって来てたなぁ~
日本人は年配者ばっかりでしたけどね。
インバウンドもコロナで終了の今、撮影オッケーにしてほしい所です。
綺麗な紅葉の景色は、やっぱり撮影したいんでね。
今は撮影禁止の文字がホームページから消えていたので、又復活したのかもしれません。
清酒発祥の地
秋の紅葉シーズンにあわせて菩提酛清酒の試飲販売を福寿院を出た所でやってました。
確かにこの辺り地酒販売所が多いです。
しかし「地酒発祥の地」をどこかで見かけたような・・・
思い出しました。法隆寺の近くにある慈光院です。
ここから随分離れた場所にありますが、まあ発祥の地がいくつあっても構いませんね 😎
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御朱印
時々忘れてしまいますが、この日は忘れず持ってきましたよ!御朱印帳
うる覚えですが、確か福寿院の奥だったか?通路を歩いて行きました。
記憶が不確かなので、御朱印が頂ける場所は、聞いて下さい。
何かこんな風に廊下を通って・・・
塗香
そして、途中に清めのお香「塗香」がありました。
結構いい香りです。
御朱印はこちら
正暦寺
拝観時間 | 9:00~17:00(12月~2月は16:00) |
拝観料 | 福寿院客殿 大人 500円 小人 200円(小学生のみ)
特別拝観期間拝観料 大人800円 小学生300円 |
駐車場 | 約80台 紅葉シーズンのみ有料¥500 |
所在地 | 〒630-8413 奈良市菩提山町157番地 0742-62-9569 http://shoryakuji.jp/ |
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こちらの紅葉も素敵でした。