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奈良【興福寺】リニューアルされた国宝館には何がある?有名なのは阿修羅像・御朱印帖も販売・拝観料は?

2018年1月1日、工事を終えた「国宝館」がお目見えです。早速行って参りました。
この日は、日曜日でしたが気温の低い曇り空。
そのせいか、奈良公園はそんなに混んでいませんでした。

 

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興福寺

興福寺は中央が広場のようになっていて、ここを囲むようにお堂があります。

西金堂跡と南大門跡は、柱の跡があるだけで、お堂はありません。

中金堂は現在再建工事中で、2018年10月7日~11日に落慶法要で、一般参拝は20日~の予定です。

もう出来上がってるね。又行ったら報告します。

この日は猿沢池から階段を登って行きました。

興福寺 五重塔

五重塔は近くで見ると大きくて写真に収まりづらいです。

なので、猿沢池から撮影したほうが、綺麗です。木が邪魔ですが 😐

夜にライトアップされている姿も素敵です。

近くで見ると・・・こんな感じ

五重塔も見納め

興福寺のシンボルであるこの五重塔ですが、2023年1月から大規模修理に入るそうです。

なので、真近で迫力ある五重塔を見るのは、今年で最後です。

2030年3月に工事終了予定なので、7年程かかるようです。

五重塔は、730年建築ですが、5回の焼失があり、現在の塔は1426年頃建てられたそうです。

 

興福寺 南円堂

まずは、南円堂に向かいました。この手前に休憩所があります。

そして、参拝前に手を洗います。

正確な参拝順序があるのかどうか?は知りませんが、参拝前に手洗いうがいは基本ですよね

南円堂手前に手洗いがありました。

こちらが、南円堂です。こじんまりしたお堂です。

興福寺 御朱印

この日はうっかり御朱印帖を持ってくるのを忘れました。

御朱印はこの南円堂手前で頂けるようです。興福寺の御朱印帖も販売してます。

御朱印を頂ける所のお隣にも御朱印帖が売っていました。

かなり沢山の種類があるので、ここで選ぶのもいいかも?

これだけ御朱印帖が並んでいる所も珍しいです。御朱印ガールは必見!

 

興福寺 国宝館

南円堂を後にして国宝館に向かいます。

しばらく工事をしていた「国宝館」が2018年元旦にオープンしました。

この辺りもちょくちょく来てましたが、猿沢池から五重塔を見上げて終わり。

何故か私が興福寺に来た時は、超混雑で「阿修羅様」は数時間待ちの行列とかで見る機会がありませんでした。

この前来た時は国宝館が工事中で「工事完了までもうちょっとやなぁ~」って思ってたんですが、友人に聞いたら講堂かで展示されてたそうで、こちらも雰囲気が違ってよかったって事、後から聞きました。残念 😎

興福寺 駐車場

あまり興福寺には歓迎されていない私ですが、今回は日曜日なのに空いていて、タイミング良く拝見できました。

国宝館前に駐車場がありますが、ここは台数も少ないので、すぐ満車です。

この日も満車だったので、猿沢池付近の駐車場に停めました。

興福寺近くの大通りの駐車場は、ややお高めの料金が多いです。

興福寺は¥1000ですが、この近くは1日¥1500~¥2000の所が多いです。これは土日祝日料金なので、平日はもうちょっと安いです。

興福寺近くでも細い道に入った所にある駐車場は比較的割安なので、少々判りにくい場所ですがこちらがお得です。結構な件数のコインパーキングがあります。

国宝館の建物は近代的な綺麗な建物になっていました。

入り口も自動ドアで近代的です。中身はすっごい古いですがね。

受付で、共通券にしますか?と聞かれました。

東金堂とセットになっているようです。「じゃあ共通券で」とお願いしました。

両方合わせて¥1000のところ¥900で¥100お得です。

するとパンフレットは要りますか?100円です。

「はい」と答えたので、結局一緒のお値段に( ;∀;)

国宝館と東金堂のセットで見てパンフレットをもらったら¥1100なのでやはり¥100お得なのか・・・

正確には、パンフレットではなくリーフレットか?小さな手帳タイプです。東金堂のパンフレットはただ¥0でした。

¥100で買ったリーフレットも、ろくに見ずにさっさと中に進みます。

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国宝館 内部

せっかくなので、内部も写真撮りたい所ですが、大体が撮影禁止です。

毎年開催されているのかどうかは不明ですが、「奈良博三昧」が奈良国立博物館で開かれてました。

ここでは、撮影オッケーでした。

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中金堂 鎮壇具

入ってすぐのショーケースの中に小さいツブツブが展示してあります。

最初に建てられた「中金堂」の地鎮祭の時に埋められたものだそうです。

金銀などの宝飾や和同開珎などのお金、そして銀製の刀や銅鏡など2000点程あったそうですが、明治7年出土品は「東京国立博物館」明治17年出土品は興福寺所蔵だそうです。平成13年出土品は興福寺所蔵の予定らしい。

分けないで一緒に置いといたほうがいいと私は思うけど(-_-;)

しかしこの「ツブツブ」は国宝らしい。ふ~ん。

家に帰ってからリーフレットを見て気づいたが、銀製のものには、かなり細かい綺麗な細工がありました。老眼なので肉眼では判らなかったわ。

 

木造 弥勒菩薩半跏像

こちらはそう大きくない仏像。高さ57cm。

リーフレットでは逗子入りですが、ここでは別々に展示してあった。

逗子とは、仏壇のようなもので、玉虫製ではなく木製でほっとした。重要文化財。

玉虫の逗子は法隆寺で見て来ました。

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木造 金剛力士立像

ここからは、ショーケースでなく大きな観音様を中心に囲むように展示してありました。たぶん。当たり前に写真を撮影出来ないので、うる覚え(´・ω・`)

阿形・吽形で有名な金剛力士像

仁王さんって呼ばれてたと思うけど、これは、金剛力士像が仁王門に配置されていた為なので、仁王門に居ない阿形・吽形の像は「金剛力士像」というか正式名称は「金剛力士像」って事のようです。こちらも国宝。

 

木造 天燈鬼立像・龍燈鬼立像

これもよく見かける鬼が燈籠を担いでる像です。

仏像を照らす提灯の役目もあるそうで、完全に脇役。

この像には銅板と動物の革を使ってる部分があるのが珍しいらしい。こちらも国宝

 

木造 千手観音菩薩立像

ここで中央に位置してひと際大きく目立つ存在です。

仏像を良く知らない私でもすぐ解る、千手観音

いっぱい手が出ていて、いろんな物を持っています。

蓮の花や剣、灯籠など、この辺は想像の範囲内ですが、1つ変な物が・・・( ゚Д゚)

「がいこつ」いわゆる「しゃれこうべ」が串刺ししてあるものを持っていた。

「そんなんまで持つんや~」

 

木造 化仏・飛天

ここまで来て、私の感想。ここの仏像は手足が欠けていたり、そこそこ破損しているのが多いなぁ。

他の仏像はここより古いものもあったけど、補修してるのかな?

これは、ちょっと天女っぽい感じの仏像だが、次に出てくる「釈迦如来像」の背景として活躍?していたようだ。重要文化財

 

木造 釈迦如来像頭部

西金堂本尊だった「釈迦如来像」。火災のため、頭部のみ残ったらしい。運慶作。

とりあえず、著名仏像作家作。頭のパンチパーマの部分のブツブツはかなり取れていた。重要文化財

 

木造 梵天立像・帝釈天立像

西金堂釈迦集会群像の一部170cm前後の身長でやや大き目。寅さんで聞いた事のある「たいしゃくてん」重要文化財

 

銅造 燈籠

東大寺や法隆寺なんかにもあった、銅製の燈籠。

よく見かける燈籠だが、何故か国宝

ここまでの木造仏が鎌倉時代のものが多かったが、やはり銅製なので古い。

南円堂の前にあり、816年制作で、大仏殿前燈籠の次に古いらしい。

さっき南円堂の前にも、銅製の灯籠があったなぁ。あれは、レプリカなのか?

東大寺の燈籠は、大仏殿前に日を浴びながら鎮座してます。あれもレプリカだったのか?

 

銅造 燈籠火袋羽目

先ほどの燈籠の羽目板で、空海が構想した文に橘逸勢という人の筆。

楷書に行書を混ぜた書体が珍しいらしい。こちらも国宝

 

木造 釈迦如来像

こちらは平安時代作、東金堂にあったが、それ以前は不明。重要文化財

 

木造 板彫十二神将像

ここまで来て、中央のお釈迦様の裏手辺り

ガラスのショーケースに並んだ板彫りの像が並んでいました。

薬師如来の守護神としてその台材に使われてたと推定。国宝

 

銅造 仏頭

1180年平家の焼き討ちでほとんど消失したので、鎌倉時代に東金堂の本尊として、飛鳥寺より嫁入り?した仏像。

再び1411年の火災で首から下を消失。昭和12年現本尊「薬師如来像」の台座の中から発見された。

685年白鳳時代のもの。生命力たくましい仏像。なので国宝。

 

銅造華原聲

儀式用の楽器「金鼓」を造形化したもの。が~んと鳴らすやつね。元は、天川村の洞川産の白石に乗っていたらしいが、紛失して、最近洞川産の大理石で復元されたよう。

たぶん奈良時代、もしくは中国「唐」時代。そして国宝

 

脱活乾漆造 十大弟子立像

先ほどまで、横からしかお姿拝見できなかった、千手観音様の正面に回ります。

十大弟子立像は、読んで字の如く、お釈迦様の10人の弟子たちだそうです。

この中の「羅睺羅・らごら」と言う人がいてこの人はお釈迦様の実子で目を閉じているので、盲目の僧の可能性が高いらしい。

1717年の火災では10体全部救出されたが寺に現存するのは6体のみ。

東京藝術大学に表面が失われた1体があり、旧大倉集古館にあった1体は関東大震災で失われたよう。あと2体足らないね

仏像の事は良く解らないが、素人の私が見てもちょっと質感が違う感じ。

「脱活乾漆造」とは奈良時代特有の技法で、粘土で形を作りその上に麻布を乗せて漆を塗り、後から中身をくり抜き木組みを入れたものらしい。

古いお面などの感じと似ているかな?

 

脱活乾漆造 八部衆立像

やっと出ました「阿修羅像」

ここも先ほどと同じ「脱活乾漆造」で柔らかそうな雰囲気の仏像が並んでいます。

でもこの八部衆立像他の仏像と一味違います。

一番目に付くのが「河童」みたいな仏像。ほぼ鳥人です。

それもそのはず、この八部衆はインド神話に登場する神々だそうです。

 

興福寺 夜間特別拝観

2月8日~14日の瑠璃絵期間中は、夜間特別拝観があり20時まで見れるようです。受付は19:45までです。

瑠璃絵は、イルミネーションでライトアップしているイベントです。

国宝館だけでは物足りない人はこの機会に見て下さい。

去年私は見てきたので興味のある方は↓

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拝観時間9:00~17:00(入場は16:45まで)
拝観料国宝館 ¥700
東金堂 ¥300
共通券 ¥900
所在地〒630-8213奈良市登大路町48番地
0742-22-7755
http://www.kohfukuji.com/

 

興福寺の豆まき

興福寺では節分に豆まきをします。でも少し個性的で「鬼追い式」という鬼が出てくるショーみたいなものがあって、それから豆まきです。なかなか仕上がっているイベントなので、こちらもおすすめです。

阿修羅像 だけじゃない興福寺 節分 鬼追い式 から 豆まき に行ってきた。豆はゲットできたか?

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